雨上がりの月夜に
テレビのニュースでは泥水に浸かった家々がヘリコプターで撮影されていた。

かなりの数だ。

この家のどこかに彼女の家も含まれているのだろうか。


できることなら今直ぐにでも彼女の所に飛んで行きたい。
こんなことならあの時一緒についていくべきだった。

もうこんなに誰かを愛することはないだろう。

虚ろな目でテレビを見ながらそんなことを感じていた。
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