eternal love...
プロローグ





「うるさいよ。今は授業中です。それとも質問かしら?」


「そうそう、先生に質問。」


そう叫ぶ声に、ざわざわとうるさかって教室は一瞬にして静まり返った。


「ん?なぁに?」


不思議そうに聞き返すと、その子は一瞬躊躇ってからゆっくり口を開いた。


「授業とは関係ないし、もしかしたら失礼かもしんないけど…」


そう言いかけて俯く彼に目を向けながらも、私は先の言葉を推測していた。


失礼ってことは…


年?


ちなみに20代後半だけれども。


みんな知ってるはずだし。


えっ!!


もしかしてスリーサイズ?


いやいやいやっ!!!


いくら男子高校生でもこんな堂々と聞きやしないだろ。


えっ?


じゃあ、何?


頭の上に“?”がいくつも並んでる漫画の絵。


きっと今、それくらい間抜けな顔をしている。






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