もう泣かないで

結婚をしようよ

政巳は私が夜勤明けの朝、

いつも迎えに来てくれた。


「今度日曜日夏海休みだと

言ってたよね。


夏海の家にあいさつに、


行こうと思う。


夏海結婚しよう。」



「えっ結婚誰が?」


「僕と夏海に決まってるだろう。


まだ21才になったばかりだけど、



夏海のお腹が目立たない
うちに、結婚式をあげよう。」



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