禁断の教室【短編】



「せんせッッ?!いつから?」




やだやだ!




あたしってば寝てるところ先生に見られた?!








恥ずかしいよ〜!







「中北?帰れよ?」






「あッッ……はい…」





「中北が敬語なんて珍しいな?」




白い歯をだして笑う先生……



あたしの大好きな笑顔…












先生は教室から出ていこうとした。












「せ…せんせッッ!」







あたしは先生を呼び止めてしまった。





「ん?どした?」




先生はあたしの側に戻って来てくれた。









「あ…えと…」






あたしは無意識に先生を呼んでいた為、何を話せばいいのか解らない。








あたしがオドオドしていると、





「何だよ?中北って面白いな」





またそんな風に笑顔作って…












あたしの気持ち


止まらなくなるじゃん。





< 11 / 37 >

この作品をシェア

pagetop