月に問う
「なぁ、あれから美月チャンとどうなった?もしかして告っちゃったりして?チュウしちゃった?」




パンにかじりつきながらニヤニヤした顔で慧心が俺を見ている。




思わぬ言葉にびっくりして…




ブーーーーーーーっ!?




飲みかけていたコーヒー牛乳を勢いよく噴き出した。




「うわっ、きったねー!何やってんだよ!」


『ゲホッ…、突然変な事言うなよ!』


「わりぃ、わりぃ!お前達がいなくなってからさっ、凱と棗チャンから美月チャンの事聞いちゃった♪」




慧心は両手をグーにして顎に当て、ぶりっ子ポーズでまたニヤニヤしながら俺を見ていた。




今、なんて言った?




なぬーーーーーーっ!?




美月チャンの事を聞いたってぇ!?




「美月チャンってモテるらしいぞ♪確かによく見るとナチュラルビューティーって感じでかわいいもんなっ?棗チャンには雨の日に銀河と会った事、チラッと話してたみたいだから、お前の事まんざらでもないんじゃね?だから、頑張れよ!」




慧心に肩を叩かれ、少し自信が持てたような気がした。




でも、このまま美月チャンを想い続けていいのか?




今までの俺の行いを知ってしまったら、絶対嫌われてしまうんだろうな…


< 28 / 67 >

この作品をシェア

pagetop