月に問う
「そういえばこの前、美月さぁ…A高の銀河って人と一緒にいたでしょ?」


『えっ?…あっ、うん。
いたけど、どうかした?』


「えーっ!?大丈夫だった?何もされなかった?」


「あの人っていろんな女とヤッてるらしいよ!」


「「マジー!?最悪ー!」」


「美月!気をつけなくちゃダメだよ!」


「そうだよ!男なら私らが紹介するから!」




会話の内容に衝撃を受け、頭が真っ白になった。




この場には居たくない…




って言うか、居てはいけないような気がした。




何も考える事が出来なくなり、無言で席を立ち店を出た。




突然の行動に気付いた慧心と詩帆に名前を呼ばれたがその声さえ耳に入らなかった。




慧心と詩帆が俺の名前を呼んだ事で、愛しいあの子にも俺の存在が知られてしまった事なんて気付きもしなかった。




そして、美月チャンが友達に言った言葉さえも耳に入る事はなかった。




店を出て無意識に歩き続け、ふと見ると以前美月チャンと来た公園の前に来ていた。




そして、今やっと周りが薄暗くなっている事に気付いた。




その時、ポケットの携帯から着うたが流れた。




たぶん、慧心だ…


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