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客電が落ちてから、ざわついていたハコの空気に何の前置きも取らずに突然に響く拍を数えるスティック。
刺すようなライトを浴びた三人に置いて行かれそうな気分になりながら、容赦なく叩き込まれる波。
耳よりも速く、身体全体に届く音の波。
まるで目前でたかれたフラッシュの眩しさみたいに鼓膜より先に鼓動が反応する。
さっき感じたものとは別の高鳴り。
鳥肌が立つみたいな表面のザワツキと身体の奥の方で巨大な掌に握り絞められるような内臓がアンバランスに反応する。