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(こないだより格段に上手くなってる……)
それぞれの楽器が奏でるその旋律は互いに覆い重なるように発せられ、それでもこちらに届くまでには溶け合ってひとつの爆音に変わる。
突然に加わる4つ目の生音は普段のナオヤからは想像もつかないくらいに荒々しく跳ね上がり、掻き分けながら届く声量と圧倒するような存在感。
何かひとつが欠けただけで、すぐにでも崩れ落ちそうな危うさを伴って、それでも爆風のように押し寄せる攻撃的な旋律。
両足に力を込めて、ちゃんと踏ん張ってないと持っていかれる感覚。
音の波に浚われる………
いや、音に噛みつかれる。