あたしのご近所さん。
光輝とあたしは歩き出した。大学からすぐ近くのデパートに入る。


「麻耶ってどんなのが好きかな?」


マフラーや帽子を真剣に眺めている光輝。最初光輝と付き合うって聞いた時、また騙されないか不安だったけど…

麻耶のことを本気で愛してるんだね。少し安心したよ。


「麻耶は…」


麻耶の好きなものを思い浮かべる。なんだか…ブランド品くらいしか思いつかないなー…


「指輪とか…気持ち…重いって思われないかな」


「指輪…かあ。あたしなら嬉しいかな。でも初めてのクリスマスなら…」


あたしはそこまで言って止めた。あたしはなにもらったら嬉しいかなぁ…
< 214 / 228 >

この作品をシェア

pagetop