天使の居候
2年前。

私は、私の未来を知った。

「お父さん!お母さん!
いや!死なないで! 一人
じゃ生きていけない!
私これからどうすればいいの!?」

「…いい?妃。…よく…聞いて…。私達の家系は…女しか生まれないの…。
私達は…一度好きになったら…その人に一生…ついていかなければならないの…好きになった人と…
『契約』を…結ぶのよ…
できなければ…あなた…は…」
「お母さん…?お母さん…
お母さ…………や…だ…
い、 いやー!!!! 」


「ご め ん ね」



「…さき?きさき!!」
「えっ?な、なに?」
「どうしたの?さっきから
ぼーっとして」
「ご、ごめん。なんでもないよ。」
「ふ〜ん?ま、いいけど。」

本当、どうしたんだろう、私。急に昔の事なんか思い出して………

あの後私は叔母に引き取られた。
叔母が言うには、私達は一度好きになったら、一生その人について行かなければならないらしい。『契約』を結べなければ、
死ぬ。
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