あたしの初彼☆王子様はお姫様??
なくしたくない。



失いたくないもの。



だってそれは全部、あたしにとって、



どれも必要で、何かひとつでも、欠けてはいけない、



あたしにとっての『特別』なんだから。



だから、答えは決まってる。



「あたし……大好きだよ…葉瑠夏君のこと…。この気持ちはすぐに無くなるものじゃない…」



「俺も…。最初は向陽を応援しようと思ってた……でも、どうしても、それが出来なかった…それくらい、桃歌は俺にとっては特別なんだ…」



言葉から伝わってくる葉瑠夏君の気持ち。



あたしの想いもこんな風に伝わっているのかな?



携帯を持ちながら目を閉じる。



そして実感する。



あたし達、お互いに想いは同じだってこと。



「あたし、これからもずっと葉瑠夏君のそばにいたい……」



「桃歌、それは……」



「うん。でもね、彼女としてじゃなく、葉瑠夏君のことを大好きな友達として……って言ったほうが合ってるかな??」



「……友達か……そっかぁ。分かった。ってことは変わらず、これからも宜しく!ってことだよな」



「うん!」



あたしは、これからも、



葉瑠夏君に見つめられるたびにドキドキしたり、



綺麗な顔、その表情に見とれてしまったり、



大好きなこの想いをずっと持っていたいから。



変わらない、この愛しさ。



この感情は消えはしない。
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