手を繋ごう 〜ダウン症の子供とアタシたち〜

バタバタと学校へ向かう私だが、やっと着いた。
試験番号1129を貰い、試験会場となる学校へ入る。
(…試験番号は、1129!…えっ!?良い肉?)
私は思わず吹き出しそうになるが、受験なので笑いを必死に堪えた。
(面接で試験番号聞かれたら、良い肉って言わないようにしなきゃ!)
何て冗談一人でかましながら、自分の席へつく。
まずは、受験ではメインのテストだ。
私の学校は、国語、数学、英語と、テストではあるまじき3教科。
私は、息を思いっきり吸って吐いた。
顔を胸に手を当てながら、上下にしながらしてたので、中学の友達から貰ったお守りが目に入る。
(うん、私、頑張るからね…。)


その友達は、私の大親友で、辛くても話聞いて慰めてくれたり、いつも楽しい時も一緒にいた友達である。
私が凄い事が出来た時、自分の事のように喜んでくれた。
「同じ学校行こうね。」
って言ってくれた、絵馬のちっちゃいお守り。
そこには、
(一緒の学校行ったら、また一緒にいようね。)
の文字が。
でも、その子は、交通事故に合って、死んじゃったんだ…。


だから私はその子の分受けて、その子の分学校生活楽しむって、誓ったんだ!
あの子の代わりはいなくても、友達作
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