恋愛予報
携帯がプルプル鳴る。

メールだ。

瞬くんからメールだ。

『ごめん。急用が出来たから遅れる』

そっかぁ、急用か、なら仕方ない。

『ううん、大丈夫だよ。お茶でもして待ってるから、気にしないで』

“私ってなんて大人な女。きっと瞬くんも心ウキウキだ”

ってな事を思いながら返信する。

たぶん、その時の私の顔はニヤニヤだろう。

だってニヤニヤしたくてたまらないんだもん。
< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop