死ぬまで。
『大好きなお父さんへ

お父さん、こうやって落ち着いて話すのは初めてかもしれないね。
…まぁ話しちゃいないけど(笑)
いつも反抗ばっかしてごめんね。
「ウザい」なんて生意気なこと言ってごめんなさい。
お父さんとお母さんがいなきゃ、私生きられないのにね。
本当に、生意気な娘でごめんね。

お父さん、あのね…。
私どうしても言っておきたいことがあるの。
これ以上、お母さんを責めないで。
学校へ行けないのは誰のせいでもなく
私がいけなかったの。
私が弱かったから、甘えていたから学校へ行かなかったの。
だからもう喧嘩はしないで下さい。
お母さんのためにも、綾香のためにも。

私はもう死ぬことにしました。
弱くてごめんなさい。

この家に生まれることができて、
私は本当に幸せ者でした。
ありがとうございました。

お父さん、ずっと言えなかったけど…。
大好きでした。

さよなら。

バカな娘より』


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