遠い空
私の事に無関心な恋人を嘲笑うかのように


手のひらに、生きた感覚を感じて、ふと、我にかえった。


必死に私の手を引く、見知らぬ男に今夜は、委ねてみたいと、そう思った。


脂ぎったこの人だって、きっと私と同じだ。


何かを探し、彷徨い、そして、見知らぬ私にたどりついた。


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