泥だらけの君へ
きもち

あっという間に時は流れ、1ヵ月。

彼の言ったとおり、あたしたちはすれ違いばかりだった。

最初はそれでも幸せだった。

彼のそばにいれるだけでいい。

そう思ってた。

だけど、厳しい冬を乗り越えて、夏。

またこの季節がやってきた時、あたしは変わっていた。

わがままになった。

欲張りになった。

会えない時間が寂しかった。

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