泥だらけの君へ
後悔

あたしは泣きながら言葉を吐いた。

引退したら、付き合ってくれますか?

ごめんの言葉が重く響いて、背を向ける。

大好きだった後ろ姿。

たくさんのものを背負う背中は、とてもとても大きく見えた。

いつか…またどっかで。

悲しい別れの言葉だった。

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