泥だらけの君へ
朝になり、日が暮れだして夜を迎える。
永遠に携帯を握りしめて返信を待っていられるくらい、強い女だったらよかったのに。
次の日、あたしはもう1通メールを送った。
心はギシギシ限界の音を鳴らせているのに、明るく振る舞って指を動かす。
…ねぇ、何で返してくれないの?
あたしの目は真っ赤に腫れ上がり、気がつけば彼のホームページへと飛んでいた。
あたしと付き合っていた頃書いてくれていた日記。
幸せな日常を綴った毎日。
【心機一転】の文字とともに、全て消されて無くなっていた。
唇を噛み締めてボタンを押す。
リアルも更新されていない。
BBSは…