泥だらけの君へ

泣かないで。

泣かないで。

好きなんだよ、あなたのこと。

気が付くと、彼はびっくりしてこっちを見てた。

あたしが泣いてたから。

何でお前が泣くんだよって涙を拭う。

同情なんかじゃない。

雰囲気に流されたわけでもない。

なんで泣いてるか?

あなたが好きだから。

おろおろするあなたに言った。

「すきです。」と。



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