下から見た景色
チビ太「こうやって猫なりの努力をすれば見ている人間は優しく接してくれる」



タマオ「人間が汚いからって猫まで汚い生きた方したら更にダメになる」



チビ太「足元から綺麗にしていって人間達に後を託そうよ」



雑ボス「人間に託して下から見た景色が良くなる日が来るか?」



チビ太「僕を拾ってくれた主人は純粋無垢で正義感溢れる人だった…」



雑ボス「そうかぁ…そんな人が居るって事は汚い人間ばかりじゃないって事だな」



チビ太「僕達が出来る範囲の事は頑張ろう!ニャンとかなるさ」



雑ボス「そうだな…」



雑ボス「おい!お前達!今後は無駄な嫌がらせはヤメだ!」



子分一同「わかりました」



雑ボス「あと飲酒運転をやりそうな車を見掛けたら嫌がらせをして走れなくしろ」



雑ボスのシマは日本でも有数な繁華街!



この街の飲酒運転が減少するのは凄い影響力だ!



タマオ「思い切った事をするじゃねえか」



チビ太「その案は素晴らしいよ!ありがとう」



雑ボス「お前らの為じゃあねぇ…飲酒運転で引かれた仲間の為だよ」



雑ボス「とりあえず方法は荒っぽいが…それは正義の為だから目をつぶれよ」



そして数日後には繁華街の野良猫愚連隊が飲酒運転をやりそうな車に嫌がらせをしたり交番で猫が少し暴れてワザと飲酒運転をやろうとしている車まで追い掛けさせて警察官に気付かせたりして頑張った。



動物の力は侮れないな!



僕は雑ボスから隣町の猫組が栄えていて凄いと聞いたので勉強&穴情報を兼ねて向かう事にした。
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