姫君諸君へ告ぐッ
教室で大介をみる。

いつもと違うー…

女子に囲まれて…

いい気になってさ。

…?

「真宮先輩?」

大介に近づく先輩。

なにか会話した後大介を廊下まで連れ出した。

何?気になる…

廊下に行くと

あたしの姿を見て、二人は顔を見合わせた。

「それじゃあ、日曜日。」

そういって二人はわかれる。

「何話してたの?」

「ん?いや大したことじゃないし」

「あたしに言えないようなこと?二人の秘密?」


「違うって、映画だよ。せっかくチケットあるからさ。明李は無理だし。」

…あのときの…

断ったんだっけあたし…

「のさ、それ、三枚あるって言ってたじゃん?あたしその日平気になったから…」

「あ~…ゴメン、残り一枚は真綾チャン誘ったから…」

「そっか…」

今までなかった。こんな沈黙。

「にゅ~んッ!」

「!?」
< 21 / 23 >

この作品をシェア

pagetop