4748日後のクリスマス

1日前



――
――――


12月23日。
約束の日は、あと1日までに迫っていた。



「中野、もう上がっていいぞー」

「あ、はい。あざっす」


仕事が片付いて専務に許可を貰い、社員用のロッカールームで変える準備を始めた。
今日は斉藤さんとの約束があるから、早めに仕事を片付けた。その所為か、どっと疲れが一気に沸いてくる。



「あ、中野くん!丁度よかった、私も今上がりなの」


いつもは作業着のまま家に帰るが、今日は時間が勿体ないので私服を持ってきて、素早く着替えた。
作業着のまま買い物に行くっていうのも、明らかに浮くだろうし。

ロッカールームから出ると、事務用の服から私服に着替えた斉藤さんと鉢合わせた。


「すいません、わざわざ早く切り上げてもらって」


元はと言えば俺だけで選べばいいことなのに、斉藤さんにまで手伝ってもらって。
事務の仕事は接客ばかりで色々と大変だろう。
斉藤さんまで仕事を早く切り上げてもらって、本当に申し訳ない。

頭を下げる俺に、斉藤さんは笑顔でいいのよ、と返してくれた。


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