梟~幼少編~
梟悦の頭を掴んでいた腕は、ショートしパッと放した。
梟悦はロボットから離れると走って翼飛の元に向い、翼飛を縛り上げているロボットを殴り壊した。
崩れる様に倒れる翼飛を梟悦は慌てて押えた。

「よくひ…。大丈夫?」
「大丈夫そうに見えるか?」

既に左腕は血で染まっていた。

「傷口が開いちまった」

翼飛の額には冷や汗が大量に流れていた。
その姿に梟悦は唇を噛んで拳をギュッと握った。そしてクルッと向きを変え男に睨付けた。

「よくも、よくひを!!」

そう言って梟悦は拳を振上げ男に向って行く。

「ちょっと待て!!話合おう!!」

男の救済も虚しくバコッという音と共に男は宙に舞った。
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