梟~幼少編~
「帰って来たぞー」

村の監視番が叫ぶ。
帰って来たのは威白だった。

「きゃぁぁぁぁ!威白さーん!」

黄色い声が飛び交う。
威白のモテ度は一向に衰えない。

「うっ…。通して…」

威白は群がる女性郡に揉みくちゃにされている。
「お父さーーーん」

皆声のする方へ視線を送る。
そこには梟悦と文悦が走って威白の元へ掛けて来ていた。
< 40 / 70 >

この作品をシェア

pagetop