Cry!Cry!Cry!





えっ・・・まさかそんな・・・アンビリバボーなこと起きるの!?



考えているうちにピンときた。




松山だ!!!




松山が何らかの手を使って、


ヒカルくんにチョコを渡るのを阻止して、



自分だけあげるつもりだったんだ。。。



だから、こんな必死で探してんのか。。。



でもまぁ



「おいひぃ~♪ゆーみさん、美味しいよ!!」


「あっ、ありがとうっ////」



あたし的には結果オーライだけどね。








すると、又三郎がヒカルくんに跳び付いた。


「あっ、コラッ!!又三郎は食べたらお腹壊しちゃうよ!!」


ヒカルくんと又三郎がじゃれ合っている時、


又三郎の犬小屋から光る物が見えた。



「あれ…なんだろう」


犬小屋に手を突っ込んでみると、


それはビリビリに引き裂かれたラッピングされたチョコだった。




これってもしかして・・・



「松山の・・・チョコ・・・」


「あっ、見つけた??」



ヒカルくんは見つけたことに嬉しそうに喜ぶ。



「なんで又三郎が・・・。」


「又三郎も列記としたオスだから、


 このお祭りに参加したかったんだよ。」




あたしは独り言のように又三郎に話しかけると


又三郎は"きゃんっ♪"と舌を出して吠えた。




「松山さんのどうする??」


「ヒカルくんが渡してあげて。」



たぶん、松山はショックを受けるだろうけどww





「トリュフ美味しかったよ♪」



いつの間にかトリュフが入っていた袋はカラになっていた。



「良かったぁ♪」




ホッと心を撫で下ろすふりをして、実はまだドキドキしてる。



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