妹の恋人は姉の彼氏の従弟

帰る場所

お姉ちゃんから電話があった

今日も実家に帰ろうと駅に向かって
歩いていると
お姉ちゃんから着信があった

「今日はどうするの?」

「実家に行く
いるんでしょ?」

「ええ
でも彰吾君の恋人ってわけじゃ
なさそうよ」

「手をつないでた
私が部屋に入ったら
邪魔そうな顔をしてた

どうせ寝るときも
同じ部屋に寝てるんでしょ?」

「ううん
彰吾君はソファで寝てたよ」

「まさか」

「寝てたよ
でも、実家にいるほうがいいかも
寝床がないもの」

「わかった
今日も実家に帰るから」

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