ネコガールの恋
ネコガールと弟をガラステーブルの前の
黄色いソファに座らせ、キッチンの緑色
の冷蔵庫をあさっていたナンは、

ないなあ~と冷蔵庫のドアをバタンと
閉めた。

ガラスコップ2つに、1ℓパックから
グレープジュースを注ぐと、

「ごめん、ビールないわ。ちょっとロー
 リン行ってくる」

と言いながら、一度脱いだ茶色いコート
をまた着始めた。

ビールなんかいいよ、と2人が言うのも
聞かず、ナンは、私が飲みたいの、と
近所の大手コンビニである、街のウォー
ムステーション「ローリン」に出かけて
行ってしまった。

あとに残されたネコガールと東は、ソファ
に隣り合わせに座ったまま、

何、この状況? どうしよう、と、
お互いに顔を合わせられないでいた。


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