青春ing
細長い手足に色白の肌、丸っこい瞳に薄めの淡い唇。わ、ピンクとか白が似合いそうだな。日に焼けたあたしの肌とは正反対で、可憐で可愛らしい……男の子だった。
「えっと……ごめん、誰だっけ?1年生?」
あたしが言うと、男の子はあからさまにショックを受けたような顔付きになった。しょうがないでしょ、ほんとに知らないんだから。女の子なら、来る子が大体決まってるから分かる。でも、男の子は、ましてやこんな可愛い子には初めて会った。
「そっか……やっぱり知らないか……」
「うん。で、どなた?」
「あの、1年の和屋竜泉(わや たつみ)です。俺、ずっと佐桜花さんのファンで……」
モジモジしている和屋君とやらを見て、香子は「佐桜花にもやっと男運出てきたね」とボソリ。いやいや、こんな可愛すぎるの、悪いけどあたしのタイプじゃないし。しかも、まだ付き合うとか言われてないし。自分よりも小さい、160センチをちょっと越えたくらいの男の子を見下ろしながら、そんなことを思っていた。
「えっと……ごめん、誰だっけ?1年生?」
あたしが言うと、男の子はあからさまにショックを受けたような顔付きになった。しょうがないでしょ、ほんとに知らないんだから。女の子なら、来る子が大体決まってるから分かる。でも、男の子は、ましてやこんな可愛い子には初めて会った。
「そっか……やっぱり知らないか……」
「うん。で、どなた?」
「あの、1年の和屋竜泉(わや たつみ)です。俺、ずっと佐桜花さんのファンで……」
モジモジしている和屋君とやらを見て、香子は「佐桜花にもやっと男運出てきたね」とボソリ。いやいや、こんな可愛すぎるの、悪いけどあたしのタイプじゃないし。しかも、まだ付き合うとか言われてないし。自分よりも小さい、160センチをちょっと越えたくらいの男の子を見下ろしながら、そんなことを思っていた。