【実話】ありがとう…。
我慢して、自分の命亡くしてたら意味ないじゃない!!

32年しか生きられなかったんだよ…。

たかさんはバカだよ!

大バカだよ!!

こんなに早く亡くなるなら、転院なんかしなきゃ良かったね…。

ずっと小樽に居れば良かったのにね…。

たかさん言ったよね。

「望、仕事辞めて傍に居てくれないか?」


そうしてあげられなくて、ごめんね―。

ごめんなさい―…。









次の日。

たかさん、携帯は返して貰ったよ。


何で…?

何でミホとキスしてる写メなんて残してあるの…?


ミホからのメールも沢山保存してあった。


見たくなかったよ。


もう…楽になりたい。

これ以上、傷付きたくない―‐。


心も身体もボロボロだよ…。

辛いの。

生きてる事が…一人で居ることが辛い。

貴方の居ないこの世界に…存在する自分が許せないの。

お願い―‐。

迎えに来てよ!

私を殺して下さい…。

たかさんと一緒に居たいの。

気が狂いそうなんだ。

いっそ、狂ってしまって何も分からなくなった方が楽になれる…。

楽しかった想い出も、辛くて泣いた想い出も、全て…貴方に出逢ったあの日からの記憶を…消して下さい!


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