【実話】ありがとう…。
色々準備があるだろうから」



「うん、分かった。手術が無事に成功する事祈ってるね!!じゃ、また来るから」


「おう、気を付けて帰れよ」



「うん、ありがとう」

病室を後にする―。



家に帰り、部屋でボーッとする。


「たかさん今頃、手術室かな?大丈夫だよね?神様―。居るならどうか、たかさんを助けて下さい!!お願いします…」


手を合わせ、必死に神様へ思いが届くように、祈った―。




夜7時半過ぎにたかさんからメールが来た。


―――――――――――

宛先:望
Sb:

今、目が覚めた。
まだちょっとボーッとしてる。

無事に帰って来たから安心してくれ!

―――――――――――


「良かったー!!」


ホッとし、神様ありがとう!願いを聞いてくれて…。


この時は、本当に感謝したし、そう思っていた。


―でもね…もうこの日から、刻一刻とカウントダウンは始まっていた―‐…。




もっと傍に居てあげれば良かった…。


我が儘…イッパイ聞いてあげれば良かった…。


ごめんね…たかさん…。



急いでメールの返信をする。

―――――――――――

宛先:たかさん
Sb:お疲れ様


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