【実話】ありがとう…。
無事に手術終わったんだね。

本当に良かった。
ゆっくり休んでね!

―――――――――――

メールを送信し、私もやっと落ち着く事が出来た。




「神様、どうかたかさんが1日も早く元気になりますように…」


祈る事しか、私には出来ないから。


本当は、変われるものなら、変わってあげたかった。





11月8日。

今日もたかさんの病院へ顔を出す。


病室へ行くと、たかさんはベットに横になっていた。


「どう、調子は?」



「今日も来てくれたんだ。ありがとな!昨日から一睡もしてないんだ。点滴とか、オシッコの管入ってたから気になって。痛みもあったからさ」



「そっか…」



「まぁ、オシッコの管抜けたから、少し楽になったけど、ウトウトするとトイレに起きるし、検温だ、回診だって起こされるし…」



「病院だから、検温や回診は仕方無いよ」


話をしているとお母さんが来た。


「あら」



「こんにちは」



「来てくれてたんだ」

と少し安心したように、笑った。


「はい」

私も笑って返事をした。


持って来た荷物を置き、

「煙草でも吸って来るかな」

そう言い、病室を出て行った。


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