FIVE STAR

「…で、その埋め合わせを私に?」



「そう!美優、あったまいい!」



「ここをやめようと思えばいつでもやめれる。そこまで厳しいトコじゃねーから。でもやめるんだったら指令が来たあとにしろよなぁ…!4人だったら利益が少なくなっちまうからランクが下がる」



なんかすごい会社だなココ…。



「ま、今日から美優が入ったって変わらないんだけどな。働いてないから」



「でも今日見つかってよかったんじゃねーの?元々そう簡単にメンバーを埋めることはできねぇんだから」



あ、そうだ…。



「私まだ、入社するとは言ってないけど…?」



キッと鋭く春樹と潤也は私を見た。



答えはもうとっくに決まってる。



「うん!わかった!働く!」



そう言った瞬間、二人の顔は嬉しさに満ち溢れた。



「やったぞ潤也ー!!!」



「おう!!」



なんてかわいい人たちだこと。

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