クリスマスの甘い約束
茶色に染まっていた仁志の髪が昔のように真っ黒になっている
ピアスもしてないし、昔の仁志のまんま…
「な、なんでこんな時間まで待ってるのよ!!」
「だって、俺言ったでしょう?良嘉が来るまで待つって」
だからってこんな真冬の夜まで待つ馬鹿はいないわよ…
「馬鹿ぁ…馬鹿!!馬鹿!!」
「酷いなぁ~、馬鹿って…」
「本当に馬鹿なんだから…」
いきなり目頭が熱くなり、私はまた大粒の涙を流した
仁志に再会してから泣くのもう何回目なんだし…
「ごめんね、良嘉…どうしても伝えたいことがあったから…」
仁志が人差し指で私の涙をすくった
そんな仕草でドキドキしている私…
「10年前、ここで約束したじゃん。必ず迎えに来るって」
…覚えててくれたんだ…嬉しい…
鼻水をすすりながら、私はコクッと頷いた
これじゃあ、嬉しいのか悲しいのかわかんないし…でも、結局心の中にはいっつも仁志がいるんだけどね…私が笑うのも泣くのも全部仁志次第、私相当仁志にはまってるなぁ…
「だから、迎えに来た…」
「えっ…?」
すると、私は突然暖かい何かに包まれた