DEATH TIME Ⅱ
コツ コツ コツ コツ―・・・
足音が石で造られた壁に反響する。
聞こえるのは私の足音だけだ。
明かりがだんだん大きくなっているのがわかる。
確実に近づいてる事がわかる。
あともう少し歩いたら着くかな・・・・・・
暫く歩くと古びた木の扉があった。
その右側には、数個のランプが壁にぶら下がっていた。
他にも何個かかかっていた後がある。
ランプの下に木の看板があった。
よく見ると文字が書いていた。
『お一人様ひとつ上にあるランプをお取り下さい。
銃の弾丸は次の扉で補給出来ます。
ランプをお取りになったら次の扉にお進み下さい。』
私は看板に書いている通りにランプを手に取った。
ギィィィィィ―・・・
扉を開けるとランプの明かりがポツポツある。
皆ここに来るんだ・・・
弾丸は一発しか使ってないし補充しなくていいや。
そんなことを思っていると何処かで聞いたことのある声がした。
「大辻さんっ!!」
声をした方を見ると
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