DEATH TIME Ⅱ
「ねぇー、誰だったのぉ?」
女の声が聞こえた。
私は物陰から出るのをやめた。
「いねぇーよ。
どっかに隠れてるみたいだ」
「えーっ、愛怖ーい」
と言って愛っていう人は和磨に抱き着いた。
え・・・?
ちょっと・・・
和磨に抱き着かないでよ!!
と私は言おうとしたけどやめた。
和磨が愛の背中に手を回していたのが見えたから・・・
「バーカ、俺が守ってやるよ」
今、起きている事が信じられない。
嘘だ・・・よ、ね・・・・・・
「ほんとにー?
彼女は守らなくていいのー?」
「あ〜〜。
あいつかぁー・・・
あいつは彼女じゃねーし。
なんてゆーか、ただのパシリ?(笑゙」
は?
何パシリって・・・
「あはははっ、和磨きっつ〜」
付き合おうって言ったのは和磨でしょ?・・・
ありえないし・・・・・・
私の中の今まで積み上げてきたつみきが音をたてて崩れていくのがわかった。
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