DEATH TIME Ⅱ




相手は私が置いたランプの所まで来たのがぼんやりと確認出来る。


「チッ」


舌打ちが聞こえた。


私は物陰からそっと相手の姿を見た。


相手は後ろ姿だったけど、私は誰だかすぐにわかった。


私の愛しい人――――




和磨だ。


良かった・・・


生きてたんだ・・・


私はもう和磨の事は死んだものだと思っていた。


でも・・・


和磨が今私の目の前にいる。


これは夢・・・?


ほっぺをつねってみる。


いでででででッ


夢じゃ・・・ない!(泣)


これは現実(リアル)なんだ。


嬉しくて嬉しくて自然と涙が出てくる。









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