淡恋
優奈side 男は嫌い
男なんて大ッ嫌い・・・!!
そう思ってたのに、君は違った。
そう思い始めた頃から、恋は始まっていたのかもね・・・。

「優奈ぁ、お願いだからぁ~!!合コン来てよぉ☆」
「絶対ヤダ。」

あたしは南優奈。昔から男なんて大ッ嫌いだった。
そんなあたしが合コンになんか行くワケねぇーっつーの!!

「だって優奈お人形さんみたいにかわいいじゃん?この合コンわねぇ、男達はみんな優奈が来るのを楽しみにしてるんだよぉ!?」
「そんなのあたし聞いてないし。それに・・・あたしみたいな無表情な女、みんな引くと思うよ?」
「そんな事ないってぇ~!絶対盛り上がるカラ☆」

そんなのありえない・・・。

「いくら千夏からの頼みでも合コンだけは絶対行かないから。」
「・・・そっかぁ~、残念だなぁ~?んじゃ、食べもんはあたしが優奈の分も食べてあげるネ☆」
「・・・食べもん?」

食べ物があるの・・・?たくさん?おいしいものが!?

「・・・しょーがないなぁ?行ってあげてもいーよ?」
「マジで!?やったぁ!!んじゃ、今日の夜7:00に○○ビルの前で集合ね!」

あたし・・何やってんだろぉ・・・。食べ物って聞くと、つい行っちゃうんだよなぁ・・。
ま、適当に過ごせばいっか。




<○○ビル前 7:00>

あたしが着いた頃には、他の女子はみんな来ていた。

「あ、優奈ぁ!!来てくれたんだぁ。」
「この子が優奈ちゃん?噂通りかわいいねぇ!!」
「こりゃ負けるわぁ☆・・・服なかったの?」

あたしを入れて女子は4人。みんなかわいい服を着てる・・・。
でもあたしは・・飛びぬけてダサい。

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