魔法使い千羽羽
魔法使い千羽羽③~サンデー
サンデーの話をするって言ったわね。
あれはあたしがちょうど10歳になった日のことだったわ。

あたしは学校のスキー教室で雪山に来ていた。もちろん、お金がないので先生に頼んで、泊まる山荘のお手伝いをすることを条件としてタダで連れてってもらえた。

ちなみに、山荘や雪山は貸し切りだった。生徒や先生の姿がほとんど見えないためよ。お手伝いは魔法を使ってパパパってした。
あたしは早くかたずけてスノボがやりたかっただけなの。

スノボで全身筋肉痛になって大変だったけど、楽しかった。

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