短い恋、大きな愛
『なんだと?』
『思っていない事を言わないでください。本当は俺にあとを継がせたくないくせに…』
『何を言ってる。』
『母さん以外に女作って、母さんを死に追いやったのは親父だ!!そんな奴の言うことなんか聞けるわけねーだろ!!』
そう叫んだ直後、親父の拳が飛んできた。
『ふざけた事を…』
親父の拳は痛かった。
『秀長、学校に行きなさい。わかったな?』
親父は湯のみのお茶をすべて飲み干して、言った。
返事も何もせず、親父の部屋を出た。
絶対、美弥を連れて行ってやる…