毎日が抱腹絶叫貧乏生活

金に縁がない男

ある時あまりにも嫌な事ばかり続くので噂で耳にしていた神社に救いを求めてお参りに出掛けた。 何でもそこの神主さまがいわゆる【見える】人で祈願に行けば相談にのってくださると聞いてワラにもすがる思いとでもいうのか思い余って主人と共に出掛けたのだった。 祈願の後、「お尋ね事相談される方はこちらへ」と別室に通された。 相談者は私たち以外にもう1組の年配のご夫婦、先にそのご夫婦の相談を神主さんが聞いて白い紙になにやら書き出す・・という感じだ。
< 55 / 56 >

この作品をシェア

pagetop