聖夜(クリスマス)の奇跡
フォークでマカロニを突き刺し、口に入れようとしたときだった。
――ピンポーン♪
突然、高音のチャイム音が静かな室内に鳴り響いた。
「え、誰?こんな時間に」
突き刺したままのフォークを皿に戻し、慌ててインターホンに手を伸ばした。
「はい」
「お荷物です。判子をお願いします」
悠斗の声に似た、少し低い男性の声にドキッとした。
悠斗のことばかり考えていたから、そんな錯覚を起こした自分が堪らなく恥ずかしい。
慌てて引き出しから判子を取り出し、急いで玄関のドアを開けた。