聖夜(クリスマス)の奇跡
肩を抱かれながら部屋に入ると、テーブルに残された惣菜に気が付いた悠斗。
「食事中だった?」
「うん。ちょうど終わったところ。
悠斗は…?何も食べていないんでしょ?適当に何か作ろうか?」
「いや、俺はいいよ。麻衣がいるから」
さらりと言い放つ悠斗に、顔から火が出るくらい恥ずかしくなって、目を背けた。
頬っぺたが火照って、熱を帯びている。
さっきから身体中が熱い。
付き合いは長いけれど、こんなこと言われたら、私の小さな心臓はおかしなことになってしまう。
それでなくとも、久しぶりの再会で気分が高揚してるのだから。
さっきのキスで力が抜けそうになったんだから。