聖夜(クリスマス)の奇跡

「じゃあ、せっかくだからあのケーキで今から乾杯しようか?」


「いや、ケーキはあとでいいよ!
さあ、今夜のご馳走を戴くことにしようかな」


「え?」

と、見つめた先には、悪戯な笑みを見せる悠斗の顔があった。


「ねぇ、シャワーは?」


「シャワーの時間なんて、もったいないよ。
それに、このままの方が麻衣をより感じられる」


久しぶりに触れた悠斗に、身体中の神経が刺激され、なかなか火照りが治まらない。


こんな素敵なクリスマスを過ごせるなんて、私はなんて幸せ者だろう。 


サンタさんもクリスマスも大嫌い……なんて言ってしまってごめんなさい。


二人の幸せな時間を堪能したあとは、デザートのケーキを戴く時間だ。 




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