トゥルー ラブ
私たちは近くのお店に入った


「愛歌・・・痩せただろ?」


席につくなり、和哉が言った


「うん。和哉と付き合ってたころよりかは、だいぶ体重落ちたかな・・・。」


「そっか・・・。痩せたのって、やっぱオレのせい?」


呟くように和哉は言うと、運ばれてきた水を口にした


そんなことないよ・・・とは言わない


前の私なら言っていただろう


でも、今日は素直にすべてを伝えたいから


「そうだよ。私が痩せたのは和哉のせい!」


うつむいてた和哉は、顔を上げ少し困惑気味だ


少しの間私を見つめた後、また視線を下に落とし、話しはじめた


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