うさぴょん号発進せよ
「なんで僕のことを?」

タスクとは全く面識がなかった。当然タスクのことなど知らない。

「アキナが以前俺に、自慢の息子だと言って、写真を見せてくれたことがあった。その頃と全く変わってないから、すぐにわかったよ」

「!お前、あのアキナの子供だったのか!?」

今度はコウヅキが驚いて振り向いた。

「コウヅキも母さんのことを知ってるの?」

「ああ。昔ミレイユが入院していた病院の、担当看護師だったからな。ミレイユだけでなく、こんな俺にもやさしく接してくれた人だ」

コウヅキは目を伏せながら、顔を前に向ける。

「すまねぇな、アキナの息子。二人を守りきれなかった。…すまん」

「そんな…」

聞きたいことは山ほどあったはずだ。しかしこれ以上、言葉にはできなかった。
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