くりすます
「ありゃ??…見つかっちゃったかねぇ」



僕は勇気を振り絞って言った
……な……何やってるんですか??


「みりゃわかるだろう??さんたやってんだよ。わかる??さ・ん・た??」



わかるけどわかりたくない……というこの僕の葛藤をよそにちっさいおっさんは話し始める


「いやぁー…このご時世どこも不況、不況でさぁ…

派遣やってた俺も会社の都合ってやつで切り捨てられてな……

で、家族も養わなきゃなんねーし、、、背に腹は代えられねぇってことで「さんた」のバイトしてんだよね」


あぁ…とってもヘビーな話をいたいけな小学生にどうもありがとう……(苦


ってか……家族いるんですか!!?




「そりゃもちろん!!…だって、俺もう今年で45だぜ」


へぇー……

「まぁバツ3だけどな(照」

バツ3!!?……意外と人生経験豊富なんですね
…そこで照れんなよ…(汗

「今のやつとも実は別居中でさ〜」

ど…どれだけバツを増やすつもりなんですか…??


「まぁ…そりゃ男だったらてっぺん目指すだろ、ふつー」


ふつーじゃねぇよ!!!おっさん!!!!!
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