スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
そして、数十分後。
「ただいま桃ー♪」
必要以上にテンションの高いお兄ちゃんが帰ってきた。
なんていうのかな。
あれだよね。
お兄ちゃんって、やっぱり掴めないよ。
「お兄ちゃん、行こ?」
「おう、行くか!!」
あたしはお兄ちゃんの服の裾を引っ張った。
それが原因だったのか。
―――バタンッ…
お兄ちゃんは自分のジーパンの裾を踏んでコケた。
「……ダサッ……………」
あたしは思わず吹き出してしまった。
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