身長差15センチの関係
と、いうわけで授業後。

「少年、ペナルティだ」

結局、高志は問に答えられず、弓倉に呼ばれて大きな理科年表を持たされた。

「これを準備室まで運ぶのを手伝ってくれ」

それは壁に掛けて使う本当に大きな年表。

くるくると巻いて筒に入れてあるのだけど、この筒が何故か金属で出来ていてとても重い。

高志は、両手で抱えて全力で持ち上げる。

「うっ」

よろめく足。
筒の中央を持ってバランスをとり、どうにか真っ直ぐに。

「大丈夫か、少年?重すぎか?」
「だ、大丈夫です」

弓倉が真面目に心配したので、高志は意地で答えた。

「ならばいいが」

高志を見下ろす、弓倉。
他のものに頼めばよかったか?
そんな顔をしている気がして、高志はさらに意地になった。

「は、早くいきますよ、先生」
「では、行こうか」

高志が先に、よたよたと教室を出る。
その後をついて行く弓倉。

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