恋人遊戯Ⅱ
第1章 告白タイム





最近、俺たち悪友たちのハマッてる遊びと言えばターゲットになる女子をいかに早くオトすってかって遊び。


しかもタダのゲームじゃない。優等生の女子で見た目もソコソコの子をターゲットにして決められた期限でエッチをすれば悪友たちから金を頂ける仕組みになっている。


だからターゲットになる女子を皆、必死になってオトそうとする。


そして、今度は俺の番。


ターゲットは隣のクラス…B組の女子をオトすことになった。






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夕方と言ってもいい時間帯になっても彼女・赤坂静子(あかさか しずこ)は机から動く事なく、ズッと勉強をしていた。


…いつまで勉強するつもりなんだよ…。


溜め息を一つ吐いて俺は誰もいない教室に入った。


「…良かった…まだいたんだ…」


「………………」


「…赤坂…俺。ずっと、お前の事見てて…」


少し、恥ずかしそうに演技をしながら言って、チラリと赤坂を見ると…。って、無表情かよ! 何で、無表情でこっち見てんだよ!!


普通なら少しは期待するとか、恥ずかしそうにするとか、動揺するとかするんじゃねぇえの?





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