タイムカプセル
「わかってるよ。もうすぐ、学校に行くからね」


「そう。無理しないでね」


お母さんは、いつだって優しい。


私が、リストカットをしているのを知って、抱きしめてくれた。


辛かったねって。よく頑張ったんだねって。


でもね、リストカットは、後で形が残るから、やめなさいって言われた。


それでも、こっそりやってたの。


でも、それも今日でおしまい。お母さんの言うこと、守るね。


一人でそう誓い、部屋に入った。


ピロリロリン♪


携帯の、メールの音だ。


私は、携帯を開いた。


送った人は、優喜さんだった。
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